2010/08/02

「農林水産分野の現場での知的財産発掘+活用法」パンフレット改訂版が掲載

農林水産知的財産ネットワークのサイトに「農林水産分野の現場での知的財産発掘+活用法」パンフレットの改訂版[PDF2.68MB]が掲載された(発行年月は2010年3月、PDFファイル作成日付は2010年7月23日)。

本パンフレットは、社団法人農林水産技術情報協会により作成されたもので、農林水産業の現場で開発されている技術を「知的財産」として発掘し、適切に保護しながら有効に利用することで、農林水産業を活性化させることをめざし、知的財産の発掘や活用をどのように進めたらいいか、その方法を簡単にまとめたものである。
特許電子図書館での検索方法、知財専門家への協力依頼、権利化する・しない場合等の基礎事項の簡単な解説の後、事例が多く紹介されており、農林水産現場における知的財産活用のための基礎的理解に役立つだろう。掲載項目は以下の通りである。

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●すでに開発された知的財産を利用するには
1 使いたい技術を発掘しよう 特許の図書館へGO!
2 電子図書館で特許を検索してみよう 具体的な検索方法
3 特許技術を実際に活用するには? 専門家に協力依頼を

●開発した技術を保護しながら活用するには
1 権利化する場合 特許権や実用新案権を取得しよう
2 権利化しない場合 公開か秘匿かは、技術の特性に合わせる

●事例--Ⅰ 権利化する--直接利用
・粗飼料などの自動給餌装置
・臭化メチル代替技術としての簡易な土壌消毒方法及び装置
・渋柿の脱渋処理方法及び渋柿の脱渋処理装置
・太陽エネルギーを最大限活かしたハウス内の長尺栽培ベッド回転装置
・天草梅肉ポークの製造

●事例--Ⅱ 権利化する--許諾
・四面体の包装袋による野菜の流通
・ハウス内温湿度管理のための反転式噴霧送風システム
・シクラメンなど鉢植栽培における給水方法
・コーティング種子の製造方法
・牛乳豆腐
・作業環境改善の作業用マスク
・サイレージ製造方法及び製造装置
・ビニールハウスにおける手動開閉装置

●事例--Ⅲ 権利化する--譲渡
・低圧交流電気による土壌病害虫の制御
・極早期に収穫可能なハウスみかんの栽培方法
・安全で軽労化のための果実袋

●事例--Ⅳ  権利化しない--公開
・コンポスト生産における熱交換装置の開発及び黒みつ牛の肥育技術等
・水田を活用した土地利用型地域営農の活性化
・ギンナンの殻割り機の利用技術
・ハウスを利用したアスパラ早期栽培法の確立

●事例--Ⅴ 権利化しない--秘匿
・古式伝統による納豆の自動納豆製造技術
・「ジャンボなめこ」の栽培方法
・最高品質農産物作りと評価法
・専用肥料を使用した高糖度野菜等の生産技術

●(社)発明協会 本部・支部一覧表
●都道府県 知的財産所管課一覧
●地方農政局等における知的財産相談窓口一覧
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【関連リンク】

◆改訂版「農林水産分野の現場での知的財産発掘+活用法」パンフレット[PDF2.68MB]
http://www.aff-chizai.net/html/pamph/1.pdf

◆農林水産知的財産ネットワーク
http://www.aff-chizai.net/

◆社団法人農林水産技術情報協会
http://www.afftis.or.jp/

以上

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2010/06/29

農林水産省「平成21年度農林水産知的財産戦略総合推進事業(農林水産分野における知的財産に係る保護強化)」に関する事業報告書を公表

農林水産省は「平成21年度農林水産知的財産戦略総合推進事業(農林水産分野における知的財産に係る保護強化)」に関する事業報告書を平成22年6月29日付で公表した。同省の補助事業による「農林水産知的財産保護コンソーシアム」(平成21年6月19日設立)の1年間の活動をとりまとめたもの。

活動概要として、商標の監視調査(和歌山県、鳥取県及び長崎県水産物海外普及協議会からの申込みによる)、日本産物の模倣品及び偽装品の海外現地調査、地方相談会の開催(岩手県、栃木県、長野県、新潟県、京都府、高知県、熊本県、大分県の8府県で開催)などが挙げられている。

注目される日本産物の模倣品及び偽装品の海外現地調査では、
■中国
(1)中国産等であることは正しく表示されているが、パッケージに日本の地名が記載されていたケース→「紀州」(梅)、「北海道」(魚珍味、ビスケット)
(2)日本のヱスビー食品(株)のねりわさびにパッケージやロゴ表示が酷似する商品(*同社は、特段の対抗措置を講じない方針)
■台湾
(1)模倣及び産地偽装が疑われるもの→大分県産日田梨の偽装、包装紙のデザイン模倣
(2)製造者の偽装、ただ乗りが疑われるもの→日本に実在する製造業者を偽装した味噌、「江戸甘味噌」(東京都味噌工業協同組合の地域団体商標)との表示がある味噌(*台湾では商標登録されておらず違法ではない)
(3)台湾産等であることは正しく表示されているが、パッケージに日本の地名が記載されているもの→「北海道」(牛乳、チーズ等)、「長崎」(かまぼこ)
等が見受けられたとしている。


【関連リンク】
◆農林水産省:「平成21年度農林水産知的財産戦略総合推進事業(農林水産分野における知的財産に係る保護強化)」に関する事業報告書の公表について
http://www.maff.go.jp/j/press/seisan/tizai/100629.html

◆農林水産知的財産戦略総合推進事業に関する事業報告書(平成21年度事業報告書)
http://www.maff.go.jp/j/kanbo/tizai/brand/b_conso/pdf/Reports.html

◆農林水産省:農林水産知的財産保護コンソーシアム
http://www.maff.go.jp/j/kanbo/tizai/brand/b_conso/index.html

以上

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